日本人に本当の移民を受け入れは理解出来るのだろうか?

トランプ大統領のメキシコとの壁がニュースなどでも話題になっています。

大半のニュースは、アメリカに入りたい自由を奪うなんて許さない、というトーンですが、ここは少し立ち返って考えてみましょう。

先ず我が国に限って言えば、トランプ大統領の国境の壁政策を批判できないと考えます。

ちょっと想像してみましょう。

北朝鮮から続々と日本海を超えて難民が日本に流入しても日本国政府が人道的措置としてそのまま受け入れ捲ったら、恐らく大半の日本人は「政府、与党は何をしているのか!」と憤るのては無いでしょうか。

国境に壁を作るというのは、無軌道な入国を制限し、きちんと審査に通った正規の入国のみを認めるということですから、日本であれば至極当たり前の話であり、私達日本人はトランプ大統領の判断を批判する資格はありません。

それどころか、昨今の外国人労働者受入の議論を見れば判る通り、正規の手続きを経て入国する外国人が増えることすら、治安の悪化や賃金の押し下げを懸念する声が少なくない日本の現状は、トランプ政策以下の状況と言えます。

日本は人類史上稀有な急速な少子高齢化を迎えます。労働人口維持を前提とするならば、外国人労働者受入は不可避です。

然し、労働人口が減少しても縮小均衡していく、AIに代替させる、等の施策もあるかもしれません。

そこまで深い議論無く、移民受入だけを切り取って議論しても、さほどの意義はないように思っています。

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