東京オリンピック・パラリンピック期間中、渋滞緩和を目的に首都高の値上げが検討されているそうです。
—————————————————-
<記事引用>
2020年東京五輪・パラリンピック期間中の渋滞緩和策として、大会組織委員会、東京都、国が競技会場を結ぶ首都高速道路で交通量抑制を目的に通常の料金に上乗せする「ロードプライシング」を導入する。大会関係者が明らかにした。課金額は一律500~3000円と複数の案が浮上しており、国土交通省を中心にそれぞれの効果を検証し、対象の区間や時間帯、車両を含めた検討に入る。
—————————————————-
東京オリンピック誘致の際には、3000億円程度のコンパクト開催とする、負担は軽くし将来へ負の遺産は残さない、と言っていた筈が、どんどん逆光した施策が打ち出されていますね。
オリンピックの目的は何なのか、もう一度原点に立ち返って欲しいと思っています。
オリンピックを口実とした無駄な大型箱物整備は不要だし、市民生活に過大な負担を求めてまでオリンピックを開催する必要を全く感じません。
然し、開催すると決まったからには、日本国民として如何にオリンピックを利用するか、を考えるのが建設的ですよね。
一番の利用法は、働き方改革の推進です。
日本の働き方改革は、海外から見るとお笑いレベルですが(この話題は別途書きたいと思います)、オリンピック期間中の道路や鉄道の大混雑が予想される中、大胆な時差勤務や在宅勤務を企業に導入させる絶好のチャンスです。
日本人は、みんな本音では「違うよね」と思っていても口に出さない(出した途端に共感していた人も手のひらを返す)カルチャーですから、オリンピックのような外圧こそ絶好の変革の好機だと思います。