それでも貴方はタワマンに住みますか?

都心一等地にある高層住宅、タワーマンション、通称「タワマン」。

人によっては憧れの住居らしいのですが、私は(例えお金があったとしても)到底タワマンに住む気にはなれません。

今回はその理由について書いてみたいと思います。

1.価格

特に豊洲のタワマンは、オリンピック終了後に選手村がマンション物件として大量に供給されますので、急激に需給バランスが崩れるのは間違いありません。

加えて節税メリットが薄れたこと、中国の景気低迷で中国人のマンション投資家も減少傾向と、需要面も弱含んでおり、今後価格は下がる要素の方が圧倒的に多いでしょう。

キャピタルゲイン狙いで購入した方は、期待外れに終わる懸念大だと思います。

2.環境

武蔵小杉のタワマン問題で一躍有名になりましたが、突然に膨大な数の住民が増えた一方で、駅や公園、保育園や学校、病院などの社会インフラ整備が全く追いついていません。

折角に高いタワマンに住んでも生活が不便では何のための住居か分かりません。

3.液状化

これも豊洲などのウオーターフロントのタワマンが中心ですが、新しく開発されたタワマン埋立地に建設されていることも多いので、大震災で地盤が液状化する可能性はかなり高いと思います。

東日本大震災の際に浦安などで液状化現象が発生したことを考えれば、東京直下型地震でタワマンの建つ土地が液状化するリスクは考慮しておくべきです。

4.振動

あまりこれを言っている人はおらず、実証データもまだ揃っていないのですが、振動も大きなリスク要因だと思います。

高層ビルは耐震構造のため緩やかに振動する構造になっています。タワマンも高層階は風が強い日は微振動しているので、果たしてそのような環境に何年も住み続けたら体に影響がないのか、誰も検証出来ていません。

5.エレベーター

万一停電になり予備電源も尽きれば高層階まで徒歩で上り下りしなければなりません。

停電で無くとも高層階住人は外出が面倒になって少なくなりがちとも言われています。

さて、貴方はそれでもタワマン買いますか?