先日、オリンピック観戦チケット抽選のドタバタについて批判しましたが、大会組織委員会が更に妙なことを言い出したので、追加でコメントします。
組織委員会は7月4日に会見を開き、前回の一次抽選で1枚も当選しなかった人が続出したため二次抽選を行う、と発表しました。当初は秋以降に先着販売する方針からの転換です。
一次抽選の際にも思ったのですが、そもそも何のチケットが何枚あり、そのうち一次で何枚が売り出され、スポンサーには何枚優先割り当てされているのか、残りはどのくらいあるのか、といった情報があまりにもブラックボックス過ぎます。その上、対応が場当たり的です。
組織委員会には報道陣から見通しの甘さを問う声もあったそうですが、「過去大会に倣った」という典型的な官僚答弁だったようです。
今どきの技術を駆使すれば、
・迷惑をかけることになる開催地の住民に優先的に当選させる
・一人が何枚も当選する、逆に全部落選、といったことを極力回避する
等、他にも検討出来る選択肢はある筈で、その場その場でパラパラと方針を出すというのは、事前の検討や準備不足の誹りは免れないでしょう。
これだけ国レベルで盛り上げているイベントのチケット販売が、こんなに杜撰なのは何故なのか。
組織委員会という組織自体に致命的な問題あるように思えてなりません。
こんなものいらない、東京オリンピック。