
インバウンドに頼った国造りは正しいのか
水際を緩和して海外との往来を復活させることにも賛成ですが、一方で疑問を覚えるのは、再び出始めたインバウンドへの期待です。インバウンド、特に中国からの観光客に「依存」した経済対策には反対です。
政治・経済・歴史を中心に評論しています
水際を緩和して海外との往来を復活させることにも賛成ですが、一方で疑問を覚えるのは、再び出始めたインバウンドへの期待です。インバウンド、特に中国からの観光客に「依存」した経済対策には反対です。
どんなに立派な法律であっても、3四半世紀も経てば陳腐化する部分があるのは当たり前です。ましてや第二次世界大戦以降、世界秩序は大きく変わり、ITなどの技術も進歩し、様々な権利や義務の概念も新たに生まれていますので、「憲法は一文字たりとも変えてはならぬ」という考え方は明らかに誤りです。憲法は聖書でもコーランでも仏典でもありません。憲法改正の議論では、あまり語られていませんが、是非とも前文の妥当性から確りとした議論が行われることを期待したいと思います。
憲法記念日では、是非とも今回のウクライナ侵略も踏まえ、憲法九条の在り方、国防の在り方、について国民的な議論を始めるべきだと思います。