東京/有楽町の交通会館にある「ふるさと回帰支援センター」で、色々な地方の方に移住の相談をする中で、徐々に自分の中で考えが整理されていきます。
①情報は情報として、やはり現地に行ってみないと判らないことが多い
②旅行で行くならば兎も角、住むとなると仕事をどうするかは重要
③移住となれば真っ先に思い浮かぶのは田舎暮らしの家探しだが、それは後回しでいい
④本当の田舎の田舎に住むのは結構ハードルが高い
⑤移住者が多い場所の方が移住者同士でサポートし合える
②についてはやはり深刻な問題で、色々な移住本を読んでも、比較的上手くいっているような体験談は、サラリーマンではなくライターやプログラマーなど、仕事の場所を選ばない人たちでした。
都会の普通のサラリーマンは残念乍ら地方では簡単には同種の仕事は見つからず、かといって起業してカフェやレストランを開業するのは初期投資を考えればリスク・リターンが見合わない可能性が高いようでした。
移住検討の初期のころは、折角に田舎に暮らすならば思い切った場所がいいかな、と考え、夏休みの旅行を兼ねて奄美や沖縄、八丈島などを見て回っていました。
然し、当たり前ですがそうした島々にサラリーマンの仕事がある筈もありません。
①に戻りますが、実際に訪れて地元の方や移住された方に相談してみると、その辺りの事情がとてもよく判りました。
徐々に私の頭の中では、「今のサラリーマンとしての仕事をしつつ住める田舎」、つまり東京から遠すぎない田舎からスタートでよいのではないか、と考えるようになっていきました。