NHKの受信料について時々未払いの人に対する対応がメディアでも取り上げられていますが、どうしてもNHKには疑問を感じる点が少なくありません。
最大の疑問はやはり受信料です。NHKを見ていようがいまいが「受像機があれば徴収」という受信料は、もはや一種の「税金」だと思います。
そこまでして「税金」のごとく強制徴収するのであれば、本来は国有化し、国費で運営する方が筋ではないでしょうか。
そもそもNHKだけが法律で守られてきたのは、全国にあまねく放送を届けること、にありました(放送法15条、20条)。
然し、昔でこそNHKしか見られない地域というのは多々ありましたが、ネットが普及した今となっては、NHKのみが放送法が期待するところを実現できる唯一の報道機関ではなくなりました。
加えて、そもそも放送法が全国あまねく報道を伝えることを期待しているのは、飽く迄もニュースや選挙等、国民に知らしめることが必須の情報であって、大河ドラマも朝ドラもその必要性はありません。
ましてやもはや民放と見分けがつかないようなバラエティ系の番組は一切不要でしょう。
時代の変化を考えれば、強制的に受信料を徴収する現行の体制はナンセンスで、完全民営化するか、逆に完全国有化して受信料を廃止し国費(税金)での運営に切り替えるべきだと感じます。