東京都他感染拡大地域に対する緊急事態宣言が5月末まで延長されました。
これに伴い東京都は多くの施設に休業要請を行なっている中、文科省からの指示として都内にある国立の博物館や美術館は当初の宣伝明けの本日5月11日より開館を発表するも、都の説得により休館継続というドタバタ劇がありました。
この都の判断には全く納得感がありません。
この一年のコロナ禍で私たちが学んだのは、飛沫と感染者の触った物への接触が感染を拡大させる大きな要因であり、それらを適切にコントロールすれば感染拡大リスクは低減出来るというものです。
その基準に照らせば、声を出さずに静がに観覧するだけの博物館や美術館は、適切な入場制限などを実施することで、全く問題なく開館出来るはずです。
都はこれら施設や映画館などには休館要請をする一方で、スタジアムやテーマパークは有観客営業を許容しています。
両者の間に一体どんな科学的差異があるというのでしょうか?
一部で囁かれているのは、東京五輪開催の実験に資する施設は営業を認めているという説。もし真実ならば言語道断です。
都には、何を基準に営業を認めているのか、説明責任があります。明確な基準を示すべきでしょう。