宝塚歌劇団の公演再開で考えたこと。

宝塚歌劇団は、新型コロナウィルスの全国的な流行当初、一旦は公演を中止しましていました。ところが3月22日、東京で公演を再開し、大阪公演の再開も発表しています。

宝塚ファンには熱狂的な人が多い一方、一般人には理解され難い演劇という部分もあり、この再開判断に対しネット上では批判的な意見を多数見かけます。

私自身、趣味ではありますが音楽をやっており、一連の新型コロナ騒動で本番を無観客で開催したり、自分の企画イベントを延期にせざるを得なかったりと、苦労している中、こんな時だからこそ衛生に配慮して公演を開催する宝塚歌劇団の勇気にはエールを送りたい、という気持ちもあります。

然し一方で、海外の厳格なウイルス封じ込め策に比べて甘々な対応の日本においても、この時期に、満員の室内での観劇、が相当にハイリスクであることは間違い無く、万が一にも宝塚観劇がクラスター発生地にでもなった日には、宝塚という演劇自体が存続の危機に立たされることは想像に難くありません。

故に、宝塚ファンの中からは、こんな時期だから開催は取りやめて欲しい、との声が出ても不思議では無いのですが、少なくともネットで見る限り、そうした宝塚フアンの声を見つけられなかったことをやや残念に感じています。