突然ですが私は釣りが趣味なので、週末になると海や川へ出掛けては、日がな一日釣り糸を垂れています。
最近は女性アングラーも増え、釣り人口は結構増えているんじゃないかと感じることも少なくありません。
然し残念なことに、マナーの悪い釣り人も一定数存在しています。
漁港は、当たり前ですが漁師さんにとっての仕事場ですから、漁師さんに迷惑を掛けないように使うべきところ、ゴミ放置などの迷惑行為が後を断ちません。結果、釣り禁止になってしまった漁港が増えてきているのは悲しいことです。
使い終わった釣り糸などを放置していく人もよく見かけますが、釣り糸が自然に帰る迄には何百年も必要です。それまでの間に、生き物に絡まったり色々なところは迷惑が掛かるであろう想像力があれば、釣り糸を放置しようなどとは思わないでしょう。
私がよく通っていた某桟橋の先端部は元々立ち入り禁止だったのですが、釣り人がマナーを守ることを前提に、見て見ぬ振りをして貰っていました。然し先日、突然封鎖されてしまいました。
原因は、台風が近づき危険なので退出を求めても釣りを続けたマナー違反な釣り人が居たからのようです。
私自身も昨日、マナーの悪い釣り人の迷惑行為に会いました。
夜明け前から某堤防へ出掛けると、釣りのバッグだけがポツンと置いてあり、周囲に持ち主らしき人は誰も居ません。堤防は既に釣り人で混み合っていたことから、私はそのバッグの隣で釣りを始めました。
すると夜明けになってバッグの持ち主が漸く現れ「その場所は私が取っていた」と主張し始めました。
朝マズメと呼ばれ釣りには良いと言われている夜明け前後に良い場所を確保しようと、前の晩から場所確保も兼ねて釣りをしている人が多い中、バッグだけを置いて場所取りするのはマナー違反だし、そこから少し離れた所まで自分の場所だと主張するのもマナー違反でしょう。
その旨をソフトに申し上げたところ逆ギレし始めたので、トラブルになってはと思い、広げた釣り道具を撤収して移動しましたが、こういう人がマナーの悪い釣りをして、漁港立ち入り禁止の原因を作るのだろう、と感じさせた経験でした。
釣り一つでも多くのマナー違反事例が多数あるように、日本人のマナーが良い、というのは幻想なのだと思います。