第14回20か国・地域首脳会合、所謂「G20大阪サミット」が閉幕しました。ちょっと意外でしたが、日本では初開催です。
開催前は本題よりも警備強化で生活に影響が、と言った本題と関係のない報道も多かったですが、今回は各国間の対立が明らかな中、意義ある合意を形成するのは困難だと当初から言われており、議論の中身よりも各国首脳が直接対話する機会それ自体に意義があった、と言えるかもしれません。
その中でも注目は矢張り米中対立の行方。取り敢えず、関税合戦の更なるエスカレートという最悪の事態は免れましたが、自由・資本主義のアメリカ的価値観と、全体・社会主義の中国的価値観との対立は簡単に折り合えるテーマではなく、本質的な対立はまだまだ続くでしょう。
さて、そんなG20大阪サミットでしたが、良かったところ、ダメだったところ、という目線で何回かに分けて論評したいと思います。