バブル方式とは何だったのか?

日本国民の反対を押し切って開催される東京五輪開幕まであと一週間。

海外各国から選手団・関係者・メディアが続々と日本に入国し始めています。

当初の説明では、選手団や関係者はバブル方式、即ち空港・宿泊施設・競技場の中だけの移動になるため、感染リスクは抑えられる、メディア等も厳しい行動規制を強いる、との説明でした。

然し蓋を開けてみれば案の定な状態です。

そもそも多くの選手・大会関係者はワクチ接種済、PCR検査陰性で入国するのでリスクはないと言われていたものの、実際には入国者から陽性者が一定程度発見されています。

また選手村以外の郊外競技宿泊施設の中には、選手と一般客が同じフロアとなっていて選手団からリスクを指摘される事案もありました。

そしてここ数日報じられているマスコミと思われる外国人の出歩き目撃情報。

これに対して丸川五輪相は対応に努めると発言したものの、当初からプレイブックなるルールブックに反した場合は参加資格剥奪や国外退去処分も辞さないと言っていた筈が、全くそうした処分に動く気配もありません。

東京都の感染拡大が続く中、こんな甘々のバブルでは、我々日本人も来日している選手たちも、到底「安心安全」とは言えない現状です。

果たして残り一週間で、状況は改善されるのでしょうか。