日本国政府が「日本観光」を重要な「対外販売商品」と認識し、熱心にセールスをしてきたこと、それ自体は非常に良いことだと思います。
然し最近では「観光公害」ともいわれる観光客による被害が目立つようになってきました。
京都市内交通が観光客で溢れて市民が困惑、忍野八海の泉に中国の風習的にコインを投げて自然を破壊、食べ歩きしたゴミをポイ捨て、写真撮影の為に私有地に立ち入り、国際免許での運転による交通違反、等々がメディアを賑わせています。
これらは海外からの観光客のみが引き起こしている訳ではありませんが、どうしても急増した外国人による仕業という見方をされてしまいます。これでは、もともと外国人に閉鎖的な日本人は、より一層外国人嫌いに成り兼ねません。
日本国政府には、単なる外国人観光客数アップのみを目指すのではなく、並行して急増する外国人観光客にとっても、受け入れる日本人にとっても、お互い負担が増えない為のインフラ整備を強く期待します。
具体的には、以下のような方法が比較的容易に実現できるかと思っています。
・入国審査や日本到着日の機内における「日本的マナー」宣伝の強化
・公共交通機関における外国人用表示の増加
・違法民泊の取り締まりと合法民泊の増設
・外国人観光客向けボランティアガイドの増加
他にも打てる手は多々あるかと思います。