どんどん不寛容になる日本人に未来はあるのか?

今年も残すところあと数日。

ニュースを見ていたところ、驚きの報道が目に入りました、

【12/28(土) 付産経新聞】

苦情に高齢化…消える除夜の鐘
年越しの風物詩「除夜の鐘」に対し、「うるさい」などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が後を絶たない。さらに、寺の檀家(だんか)の減少などで人手が足りず、深夜の鐘突きを見直す動きも。人間の百八の煩悩を払うという除夜の鐘が、世知辛い現代社会の寒風にさらされている。(後略、引用終わり)

日本人ならば子供の頃から馴染みのある除夜の鐘すら騒音だと感じる人は決して多数ではないでしょうから、お寺関係者には喩え抗議を受けたのだとしても、それで取り止めるのではなく、除夜の鐘の意義を説いてほしいと思います。

本件に限らず、海外から日本に戻ってきて感じるのは日本人の許容度、というか寛容性の低さです。

生きていく以上、周囲に全く迷惑を掛けないで過ごすのは困難な筈。従って他者からある程度は迷惑を掛けられることも許容しなくてはなりません。

寛容性が下がれば下がるほど、息苦しい国になってしまいます。

そんな国には未来は無い、そう感じます。