在日コリアン差別は絶対にダメ、然し。

日韓関係が戦後最悪になりつつある中、在日コリアンに対する差別反対と共生を呼びかける「日韓連帯アクション0907 」が9月7日に渋谷で開催されたそうです。

例え国と国との対立が深まろうとも、国民同士が相手を差別するなど論外であり、況してや自国にいる相手国民を差別など絶対にしてはなりません。

私自身、中国における二度の反日暴動を現地で経験してきました。圧倒的多数の中国人は私という個人を日本人だというだけで差別したりしませんでしたが、それでも極々一部の中国人からは、突然「日本鬼子」との言葉を浴びせかけられたり、タクシーの運転手から「日本人は乗せない」と言われたりしたこともあり、とても悲しい、というよりも残念な気持ちになりました。

今日本に暮らす朝鮮半島にルーツを持つ方々が如何に心細く思われているか、私たち日本人はそれを常に心に刻んでおくべきでしょう。

然し一方で、議論すること自体を封じてはなりません。

中国に暮らしていた頃、冷静な中国人からは、「悪意はない、純粋に日本人の考え方を教えて欲しい」として、日本の総理大臣の靖國神社参拝をどう思うか、尖閣諸島に対する貴方の考え方はどうか、と言った質問を頂き、私の考え、日本国の考えを説明し、意見を交わした事が何度かありました。

そうした中で、自分でも気づかなかった新たな気づきがあり、恐らく相手の方もそうだったのでは無いかと思っています。

故にこそ、今、在日コリアンの方々には、既に朝鮮語を話せず、生まれた時から日本で暮らし、日本語を話してきた貴方から見て、今の文政権の、金主席の言動はどうおもいますか?と問うてみたいと思います。

寧ろそういう対話をきちんとしていく事が差別の解消に繋がるのでは無いか、と私は思います。