新型コロナウィルスの猛威が世界を席巻する中、G7初のテレビ首脳会議が開催されましたが、会議後の安倍総理会見内容を見て愕然としました。
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証しとして、(東京五輪を)完全な形で実現することについてG7の支持を得た」
いや、五輪が出来るかどうかは、G7首脳の支持とは全く無関係です。
最も重要なのは言うまでもなく安全性の確保。世界的な流行がいつ収まるのか見通しすらついていない中、オリンピックなど開催すればウィルス拡散を後押しするようなもの。
それを防ごうと思えば移動を制限する他なく、そんな状況でオリンピックなど出来よう筈もありません。
寧ろこんな状況だからこそ、勇気を以ってオリンピック延期を提言することこそ、国民の生命を守る政治家の役割ではないでしょうか。
ところが安倍総理は続いてこんなことを仰ったそうです。
「新型コロナウイルスは手ごわい相手だが、G7で一致結束し、戦っていけば必ず打ち勝つことができる。そういう認識で一致できた」
私はどちらかと言えば保守系思想だと思っているのですが、この仰り様はまるで戦前の国威発揚です。勇ましい単語が並んでいますが、全く中身がありません。
世界各国が国や地域を封鎖、とうとうEUまでもが域内封鎖を実施するとの報道もある中、今やるべきことはオリンピック以外に沢山あります。
それらが奏功して初めてオリンピックの開催が可能となるものと思います。
今は現実的にオリンピック中止を念頭に考えるべき時期で無いでしょうか。
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