10月4日、千葉ロッテマリーンズの岩下投手がコロナ陽性判定だったことを受けて全選手・コーチ・スタッフの検査を実施したところ、6日に11名の陽性が確認され、集団感染が発生したことが確認されました。
球団の説明によれば、直前の札幌遠征でも外出自粛しており、地元千葉に戻ってからも感染の要因となりそうな行動は確認されていないとのこと。
10月10日には、さいたま市の劇団ミュージカル座で61人の集団感染が確認されたとの報道がありました。
報道によれば、レッスンでは、稽古場の消毒と換気、稽古参加者の検温、マスクやマウスシールドの着用等の感染対策を取り、セリフを言う際も対面の相手の顔から少しずらして話すなど、音楽活動で必要とされている対策はしっかり講じられていたようです。
何れも報じられている通りであるならば、今まで「この程度の対策をすればクラスターは回避できる」と思われていたことが、それほど有効ではなかったということになります。
幸い、何れも現時点で重症化された方は無く、全員が無症状か軽い症状とのこと。
今回の件を受けて、経済活動優先に舵を切ったわが国の対応に変更が必要なのかどうか、悩ましいところですが、今のところ政府は引き続き経済優先の方針を維持するようです。
個人的には、感染しても大半が無症状・軽い症状で済んでいる間は、過度に警戒しすぎることなく、スポーツや音楽且つ音楽活動を含む社会活動を継続させることは可能だと思います。
とはいえ、こればかりは結果をみてからでないと、何が正しかったのかは誰にも判断出来ません。